◇本を読む女

「チャリング・クロス街84番地」と「復活」

この二つの作品は、時代、国、登場人物のキャラクター、そして関係性など

全く異なります。

 

「チャリング・クロス街84番地」は1949年~1969年の長きに渡る

アメリカ・ニューヨークに住む 本をこよなく愛する貧乏作家の女性と

イギリス・ロンドンに住む 本をこよなく愛する古書店の店員との往復書簡。

 

「復活」は帝政ロシア時代末期(作品の発表は1899年)革命前夜の

若き貴族の男性と使用人の娘との 愛と罪と贖罪の物語。

 

共通していることは

自分ではどうしようもない枠組みの中で「懸命に生きている」ということです。

泣いて、笑って、笑って、泣いて。

現代に生きる私たちと何ら変わるところはありません。

 

二つの作品をダイジェスト版でお届けします。